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片岡 球子

日本画家 文化勲章　文化功労者　日本芸術院会員

生没： 1905年～1975年

片岡球子は日本の画家。明治、大正、昭和、平成の４時代を生き抜いた女性の日本画家。上村松園、小倉遊亀とならび「日本三大女流画家」と称される。

1966年（昭和41年）頃から、「面構」シリーズ、「富士山」シリーズの製作を開始する。

「面構（つらがまえ）」では、顔も知らない歴史上の人物64名を描いた一代大作である。画題は葛飾北斎をはじめ、東洲斎写楽・豊太閤と黒田如水など、武将から江戸文化人まで幅広く着目している。その内31名が浮世絵師であり、独特の着眼点で描かれている。

78歳にして裸婦素描をはじめ、「100歳まで描く」と言った決意は見事に大成されることになるが、画家の気迫は終生衰えることがなかった。

「赤富士」や「めでたき富士」に代表される「富士山」シリーズは多くの支持を得て人気があり、現在でもオークションで高額取引されている。

直筆日本画・リトグラフともに人気が高いが、贋物も多いため、鑑定機関への相談も有効的だ。
片岡球子の鑑定は、東美鑑定評価機構が鑑定。真作の場合、希望により鑑定証発行。