花鳥画（かちょうが）は、はじめ中国で体系化され、その後朝鮮や日本にも広まりました。花と鳥のみならず、草木・虫・水生生物・小動物を描き、鋭い観察眼で捉えられた細密な描写が特徴のジャンルです。
中国では、古くから描かれる動植物にそれぞれ寓意があり、富裕・長寿・子孫繁栄といった意味の込められた掛け軸は文人の贈答品としても珍重されました。
日本では、花鳥画は掛け軸の他にも屏風・障子・ふすま・衝立などにも好んで描かれ、描かれる草花や鳥の種類によって四季が表現されています。

古美術永澤では日本・中国の花鳥画を高く評価し買取しています。
日本の花鳥画の作家では、伊藤若冲、円山応挙、椿椿山を始めとした江戸後期の作品を始め、渡辺省亭、田中一村、前田青邨、山口蓬春など明治期以降の作家の作品など、時代を問わず数多く買取しています。
また、中国花鳥画では、沈南蘋、呂紀などの有名花鳥画作家のほか、現代作家も買取しています。
中国の花鳥画作品は、作家や制作年代などによって査定額に非常に大きな幅があり、著名な作家であれば贋作も多く作られ出回っています。
花鳥画掛軸の査定は古美術永澤におまかせください。

掛け軸は、特にその価値の判断は難しく、専門の目利きにお任せいただくのが一番です。

ご家族や先代・先々代から伝わってきた掛け軸について、作家がわからないというご相談を多くいただきます。もちろん専門家でなければ作家の特定は難しく、その場合はお気軽にご相談いただければと思います。

また、有名作家の掛け軸については、著名な作家ほど贋作は多数作られておりますので、真贋や価値が気になる場合はご相談下さい。

伝世品の掛け軸には、経年の劣化で状態が悪いものや、箱がなかったり入れ替わったりしているなど、ご整理も難しいものが多くあります。

気になる掛け軸がございましたら、まずは専門の目利きの査定をおすすめいたします。

1. 購入時期や購入金額、入手経路がわかっているか
2. 箱など付属品が揃っているか
3. 保存状態が良好か
4. 真作かどうか
5. 作家の署名・落款（らっかん）があるか
6. 表装の方法・状態

ご相談の際に、以上のような情報を分かる範囲で結構ですのでいただけますと、査定の際の参考にさせていただきます。