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木島 櫻谷作品を手放す際は骨董・古美術専門の鑑定士が在籍する「古美術永澤」にご相談ください。
- 木島 櫻谷の代表的な作品
- 「しぐれ」「寒月」「若葉の山」
作家情報
木島 櫻谷(このしま おうこく)
日本画 大正の呉春 最後の四条派
生没: 1877年-1938年
木島櫻谷とは
木島桜谷は明治から昭和初期にかけて活動した日本画家。四条派の伝統をくんだ確かな写生を基本とし、新時代の感性を取り入れた独自の日本画を確立。洗練された技術と情趣ある画風で、優美で穏和な雰囲気を醸し出す。
師・今尾景年の影響をうけて、花鳥画・動物画の名手で知られるが、「かりくら」など人物画・風景画にも優れた技量を発揮し、高い評価を得ている画家である。
櫻谷作品の再発見
再評価の兆しをみせる昨今、長く行方不明となっていた櫻谷の大作「駅路之春(うまやじのはる)」の発見は美術界で話題となった。
春の陽気に揺れる柳、くつろぐ馬と旅人たち。息づく命の美しさが大らかに描かれ、櫻谷の画力を余すところなく発揮した作品である。
評価・査定ポイント
桜谷は動物画で高い評価を得ている。
里山で身近であった狐や狸や鹿、鳥を多く描き、その自然な表現は定評が高い。
また、馬や獅子などの大型動物も堂々として迫力がある。
花鳥画や風景画も風趣ゆたかで、季節の移ろいを巧妙に写し取っている。
小品には京都風の洒脱さが感じられ、日本画とは違った面白さで人気がある。
生い立ち
曽祖父・木島元常は狩野派絵師・吉田元陳の弟子であり、祖父・周吉の代から内裏に高級調度を納入する「有識舎」という店を興した。父は書画・茶道・和歌に造詣が深く、芸術家や知識人が多く出入りしていた。
画業と功績
16歳の頃、当時京都画壇の大家であった今尾景年に師事。景年から「桜谷」の号を授かり、父を早く亡くした桜谷の父親的存在となる。儒医・山本渓愚に師事し漢籍を学んだことから故事や史実にも通じ、後の人物画の制作に大きな助けとなる。
1899年全国絵画共進会に出品した「瓜生兄弟」が宮内庁買い上げとなり出世作となる。その後、京都美術協会展、新古美術品展などで毎回受賞した。
1907年に文展が開設されると、第一回文展にて二等賞となる。早熟の才能をしめし、竹内栖鳳や菊池芳文に続く次世代の中で注目を浴びる。
第六回までに二等賞を四回、三等賞を二回と連年上位入賞を果たし、画壇に存在感を放った。
京都市立美術工芸学校教諭、3年後には京都市立絵画専門学校教授となり、後進の育成に貢献する。
第14回帝展「峡中の秋」出品後は公の場から遠ざかり、詩書を友とし、漢籍に親しむ日々を送った。
櫻谷文庫と影響
木島櫻谷が居住していた北区等持院東町の旧邸宅は国の登録有形文化財に指定され、現在は櫻谷文庫として定期的に公開されている。大正初期に建てられた和館、洋館、画室の3棟からなり、桜谷の作品、習作や写生帳、手紙類など桜谷に関わる資料類など数千点以上を収蔵している。
桜谷がこの地に転居したのを契機に、土田麦僊、金島桂華、山口華楊、村上華岳、堂本印象など多くの日本画家が移り住み、「衣笠絵描き村」と呼ばれるようになる。
【本名・雅号】
本名文治郎。字は文質。号に龍池草堂主人、聾廬迂人。
木島 櫻谷 略歴
| 1877 | 明治10年3月6日 京都市三条室町東入御倉町に生まれる |
|---|---|
| 1892 | 明治25年12月 亡父の知己で今尾景年に入門する |
| 1897 | 明治30年 景年塾を卒業 |
| 1899 | 明治32年 全国絵画共進会に出品した「瓜生兄弟」が宮内庁買い上げとなる |
| 1903 | 明治36年 第5回内国勧業博覧会出品作「揺落」が天皇買い上げとなる |
| 1907 | 明治40年 第一回文展にて「しぐれ」が二等受賞 |
| 1913 | 大正2年 第七回文展で審査員に就任 |
| 1919 | 大正8年 帝展と改組されてからも審査員を務める |
| 1918 | 大正7年 京都絵画専門学校(現京都市立芸術大学)教授となる |
| 1934 | 昭和9年 明治神宮聖徳絵画館の壁画を完成 |
| 1935 | 昭和10年 文部省より出品無鑑査(新文展)の指定受ける |
| 1938 | 昭和13年歿 享年62歳 |
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