「鄭板橋（鄭燮）」を手放すときは
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鄭板橋（ていはんきょう）

中国画家　書家　詩人

生没： 1693年-1766年

鄭板橋は高額買取作家

鄭板橋は本名の鄭燮（てい しょう）でも知られている。字は克柔（こくじゅう）、号に板橋、理庵がある。

清代の書家・画家。詩書画ともに秀逸で「三絶」の誉れ高い。書は異彩を放ち、画はその書風をもってして水墨蘭竹石を能くした。揚州を代表する文人画家群 “揚州八怪” の重要人物であり、金農と並び称される。

鄭板橋作品が評価される理由

隷書に行書・楷書・篆書・草書など別の書体を交えた独創的な書風を生み出した。隷書の波磔八分になぞらえ、自ら「六分半本」と名付けた。

絵には画題詩を添える。詩と絵は互いに響き合い、作品の世界観を無限に広げている。鄭板橋の詩・書・画は同じ筆・同じ源泉をもって表現されており、非常に高い創造性・芸術性を持つ。晩年は揚州・興化を書画をもって往来し、詩酒を唱和した。

当時の伝統的な文人画から脱却し総合芸術として完成された作品として高く評価され、1983年江蘇省興化市に鄭板橋記念館が建立される。

人物評価と作品の背景

61歳までは書画を傍らに官吏として勤めた。腐敗した官吏が広がっていた中にあって、農耕を重視し、平民が平穏に暮らせるように努めた。赴任した山東省は当時災害にみまわれており、飢餓に苦しむ民衆の救済活動に取り組む。しかし腐敗した官界の暗闇に苦しみ、終には民衆のために上官に反抗したことで、罷免されてしまう。民衆は帰郷の途に就く道をふさぎ留任を請願したといわれる。民衆に寄り添った生活を送った鄭板橋を慕い、各家庭ではの肖像画を飾り、祠に祀るなどして偲んだ。