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胡林翼（Xie-shichen）

政治家

生没： 1812年-1861年

胡 林翼（こ りんよく、Hu Linyi、1812年 – 1861年）は、清末の名臣・政治家・文学家・理学者・軍事家。字は貺生、号は潤之。
1812年に湖南省益陽県で生まれ、1836年、進士となり翰林院編修となりました。
清代中期から後期にかけて、動乱期の中国において「実務・学問・軍政」を兼ね備えた稀有な存在でした。人材登用・制度改革・軍事支援・教育振興という多面を扱いながら、単に武力や行政手腕だけでなく、儒教的倫理と人格の修養を重んじた点で「近代中国における模範的官僚・士人」として高く評価されています。
彼の死後、「もし彼が長生きしていたら曾国藩・左宗棠にも決して劣らない成果を上げただろう」と語られることもあります。
しかし政治家としてだけではなく、書家としても優れた評価を受けています。特に行書（ぎょうしょ）・楷書（かいしょ）に秀で、曾国藩・郭嵩燾・左宗棠らとともに「湘軍書風」の一翼を担いました。