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松谷武判（まつたに たけさだ）

現代アート

生没： 1937年～

松谷武判は、日本の画家。現代美術家。戦後日本の前衛芸術グループ「具体美術協会」の主要メンバーの一人。1966年以降パリを拠点に活躍。日本画から抽象画へ移行、その後接着剤（ボンド）で造成した画面を、鉛筆で黒く塗りつぶしす画法を確立し、世界的な注目を集めている。

日本画を学びながらも西洋近代美術や織物に強い関心を持ち、シュルレアリスムに近い作品の制作。
1960年から具体美術で活動し、グタイピナコテカで初個展を開催した。

フランス政府留学生選抜第1回毎日美術コンクールで大賞を受賞。パリに移住してからはS・W・ヘイターの版画工房に入り版画制作に没頭する。モンパルナスに版画工房を構え日本にいた頃から意識していた白と黒の世界を模索。ボンドと鉛筆による独自の作品表現を確立した。2019年にはポンピドゥーセンターで個展を開催し成功をおさめている。